日米両女子ツアーの強豪が日本を舞台に激突する。

　米女子ツアーのアジアシリーズ最終戦で、国内女子ツアーとの共催となるミズノクラシックは、三重県の近鉄賢島カンツリークラブを舞台に8日から開幕。同大会は、国内で開催される唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦だ。当然、出場選手数も限られており、米ツアーからはエビアン選手権終了時点の賞金ランキング上位43名、国内ツアーからは富士通レディース終了時点の賞金ランク35名が参戦する。

　日米両ツアー共にシーズン大詰めの大切な時期。国内ツアーも今大会を含めて残り4試合（ツアー最終戦LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを含む）という状況下で、賞金ランキング1位の森田理香子と2位の横峯さくらが約360万円差でデッドヒートを演じている。今大会の賞金はドル建てで総額120万ドル（1億2,000万円で確定）、優勝18万ドル（1,800万円で確定）とビッグなもの。それだけに今大会の順位がタイトル争いの行方を大きく左右するといっても過言ではない。

　ディフェンディング・チャンピオンのステイシー・ルイス（米）は、今季の全英リコー女子オープンでメジャー2勝目を飾り、さらに実績を積んで登場。大きく羽ばたくきっかけとなった大会に気合十分で乗り込んでくる。その他、米ツアーで活躍しているフォン・シャンシャン（中）、申ジエ（韓）、カリー・ウェブ（豪）、カトリオーナ・マシュー（スコットランド）らに加え、宮里美香、有村智恵、上原彩子の米常駐日本勢3人も参戦。勝てば日米両ツアーの優勝にカウントされるとあって誰もが目の色を変えてプレーするに違いない。