国内女子ツアーの樋口久子 森永製菓ウイダーレディスは3日、千葉県の森永高滝カントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日トップに浮上したイ・ボミ（韓）がコースレコードの「65」をマークして通算15アンダーまでスコアを伸ばし、9月の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯以来となる今季2勝目を挙げた。

　後続と1打差単独首位で出たイ・ボミは、3番でこの日初めてのバーディを奪うと、5番から3連続バーディ。4つスコアを伸ばして折り返す。迎えた後半も12番、16番、17番とバーディを重ね、7バーディ、ノーボギーの7アンダー65でホールアウト。コース記録を更新するとともにツアー通算5勝目を飾った。

　一方、賞金ランキングで2位につけている横峯さくらは、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせすことが出来ず、通算2アンダー24位タイでフィニッシュ。同ランク1位の森田理香子が通算1オーバー38位タイで終戦したため、わずかながら2人の差は縮まっている。

　その他上位陣は、通算10アンダー単独2位にアン・ソンジュ（韓）、通算9アンダー単独3位にフォン・シャンシャン（中）。イ・ボミと同じくコースレコードをマークした福田裕子が、渡邉彩香らと並び日本人最高位の通算8アンダー4位タイに入った。

　また、賞金ランク3位の佐伯三貴は通算4アンダー16位タイに入り、ホステスプロの宮里美香は横峯と同じ24位タイ。日米両ツアーでシード落ちの危機にある上田桃子は、通算イーブンパー34位タイで3日間の競技を終了している。