賞金ランキング2位の小田孔明が終盤戦での今季2勝目に向けて気合を入れなおしている。

　国内男子ツアーのマイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメントが31日、兵庫県のABCゴルフ倶楽部を舞台に開幕。今季の小田は9月のANAオープンゴルフトーナメントで優勝したものの、その後は再三のチャンスを逃してきた。特にTOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central単独2位の後の大一番、日本オープンゴルフ選手権競技では後続に3打差をつけ単独首位で最終日を迎えながら最終日に自滅。小林正則に逆転負けを喫している。

　前週のブリヂストンオープンゴルフトーナメントでも3位タイに入るなど調子は悪くない。賞金ランク首位を快走する松山英樹とは約7,400万円差。現在の小田の獲得賞金が約7,900万円なだけになかなか厳しいが、それでも勝って3,000万円を手にして少しでも近づきたいところだ。予選ラウンドは、ディフェンディング・チャンピオンのハン・リー（米）、昨季フェアウェイキープ率No.1の河野祐輝とのペアリングとなっている。

　日本オープン王者の小林は、米ツアー1勝の今田竜二、前週優勝の丸山大輔と同組に。1組後ろからは片山晋呉、深堀圭一郎のベテラン2人と復活優勝を狙う矢野東がやってくる。いずれも味のあるプレーヤーだけにそれぞれの技に注目だ。