昨年のクォリファイング・トーナメント（QT）でフル出場権を獲得した21歳の福田真未が、2週続けて好調な滑り出しを見せた。

　国内女子ツアーの今季第3戦 Ｔポイントレディス ゴルフトーナメントが、同ツアー初の佐賀県（若木ゴルフ倶楽部）を舞台に開幕した。第1ラウンドは3連続を含む7バーディ（2ボギー）をマークした福田が5アンダー67でホールアウト。西山ゆかりと並んでトーナメントをリードした。

　1打差の単独3位にノーボギーの完璧なゴルフで4アンダー68としたナ・ダエ（韓）。さらに3アンダー69の4位タイから昨季賞金女王の森田理香子に加え、開幕戦を制したO.サタヤ（タイ）と福嶋浩子が続いている。イ・ボミ（韓）と原江里菜の実力者が2アンダー70の7位タイ、元世界ランキング1位の申ジエ（韓）は前週プレーオフで敗れた酒井美紀と同じ1アンダー71、9位タイにつけている。

　前週のヨコハマタイヤゴルフトーナメントで初日トップ発進を切った福田は、2日目に「75」と崩れて結局6位タイに甘んじた。その雪辱を胸に挑んだこの日、出だしの2番でボギーが先行したものの、6番パー3のバーディでイーブンに戻すとそこから猛チャージ。続く7、9番をバーディとして折り返すと、直後の10番でもスコアを伸ばしてリーダーボードを駆け上がる。11番ボギーの後、13番からは3連続バーディを奪取し、2週続けて第1ラウンドの首位に立った。ここまでショット、パットともに抜群の安定感を見せており、ツアー初優勝のチャンスは大いにありそうだ。

　その他、2週連続優勝と連覇を同時に狙う一ノ瀬優希は3バーディ、3ボギーのイーブンパーとスコアを伸ばせなかったが、横峯さくら、佐伯三貴、笠りつ子、アン・ソンジュ（韓）とともに13位タイとまずまずの位置を確保している。