荒天の影響で54ホールに短縮された国内女子ツアーのNOBUTA GROUP マスターズGCレディースは27日、兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。5打差の単独トップから出た横峯さくらが4バーディ、3ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、通算12アンダーで今季3勝目、ツアー通算21勝目を圧勝で飾った。

　前日、コースレコードを1打更新する自己ベストタイの9アンダー63（ノーボギー）をマークして単独首位に躍り出た横峯。最終日は5番パー4でボギーが先行するも、直後の6番パー4のバーディですぐさま取り返し、7番パー3でもバーディを奪って5打リードを守ったまま後半へ。

　バックナインでは2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせなかったものの、後続に3打差をつけて9月のマンシングウェアレディース東海クラシック以来となる余裕の勝利。短縮競技により優勝賞金のランキングへの加算額は75％となったが、今季獲得賞金を1億円（約1億87万円）に乗せ、同ランクトップ森田理香子（通算1アンダー21位タイ）との差を約379万円に縮めている。

　その他上位陣は、この日3アンダー69で回った元賞金女王アン・ソンジュ（韓）が通算9アンダーで単独2位。米ツアーのシード権喪失の危機に立たされ、国内ツアーの来季シード権獲得を目指す上田桃子がフォン・シャンシャン（中）と並び通算8アンダー3位タイに食い込み、成田美寿々と大山志保が通算6アンダー5位タイに入った。

　また、上原彩子は1アンダー71でプレーし通算3アンダー12位タイ、今季3勝で賞金ランク4位の吉田弓美子は通算イーブンパー25位タイで大会を終えている。