国内女子ツアーの今季開幕戦 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントが3日、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部を舞台に開幕。昨季賞金女王のイ・ボミ（韓）ら108人のプレーヤーが今年最初のトロフィを争う。

　今年から4日間競技へ移行となった開幕戦。やはり一番の注目は昨季、男女通じての日本ツアー獲得賞金最高額を更新して悲願の賞金女王のタイトルを獲得したイ・ボミだろう。前週にタイで開催された米女子ツアーのホンダLPGAタイランド（23位タイ）からの連戦となるが、2年連続の女王戴冠に向けて好スタートを切りたいところだ。

　昨季大会では、最終日をトップと1打差の単独2位で迎えたテレサ・ルー（台）が、サンデーバックナインで2度の連続バーディをマークするなど「65」でラウンド。通算14アンダーまでスコアを伸ばして優勝を飾った。今大会は過去に不動裕理らが複数回優勝しているものの、連覇は未だに成し遂げられていない。果たして、ルーによる史上初の偉業達成となるだろうか。

　また、日本勢の奮起にも注目が集まる。昨年は全37戦のうち、21戦で外国勢に優勝トロフィを奪われた。さらに、賞金ランキングでもトップ5が外国勢独占するなど、記録的敗戦の年となった。そのなかでも、同ランキングで日本人選手最上位（6位）となった渡邉彩香にかかる期待は大きい。現在の世界ランキングは61位で日本人5番手。開幕戦から好成績を残し続ければ、リオデジャネイロ五輪日本代表入りの可能性も残している。

　そのほかにも、昨季未勝利に終わった上田桃子、世界ランキングで日本人2番手につける大山志保、成田美寿々、ともに昨季1勝の藤田光里と菊地絵理香、昨季米下部シメトラツアーで1勝を挙げた森田遥らも参戦。スタートダッシュに成功するのは、一体誰になるのだろうか。