シーズン大詰めで総額1億4,000万円、優勝2,520万円の高額賞金を巡る4日間の戦いが幕を開ける。

　国内女子ツアーのNOBUTA GROUP マスターズGCレディースは24日、兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部を舞台に開幕。昨季までは3日間競技だったが、今季から競技力向上のためツアーが推進している4日間大会にグレードアップされた。今大会を含めて残り6試合という大事な時期に日本女子オープン、日本女子プロゴルフ選手権などの公式戦などと同じ国内最高賞金がかかるとあって、選手たちにとっては大事な一戦となりそうだ。

　注目の賞金女王争いでは、1億367万1,571円を獲得している森田理香子が相変わらずランキング首位を快走。シーズン中盤戦はやや調子を落としていたが復調の気配も見せており、約2,170万円差で追う2位横峯さくらをけん制している。さらに横峯と約220万円差の3位に佐伯三貴。4位吉田弓美子、5位堀奈津佳、6位比嘉真美子ら新鋭も十分逆転可能な範囲内につけており、まだまだ賞金女王レースはわからない。ビッグプライズのかかる今大会次第で様相が大きく変わる可能性もある。

　一方、賞金ランク上位50人に与えられるシード権争いにも、高額賞金は大きな影響を与える。女王争いと違い、最後には小さな単位が来季の運命を左右するとあって、こちらも必死の戦いとなる。

　ディフェンディング・チャンピオンは、昨季3人によるプレーオフを制したキム・ソヒ（韓）。サドンデス1ホール目で脱落した吉田、2ホール目で涙を飲んだ横峯の2人はリベンジもかかっているだけに気合は人一倍強いに違いない。