国内女子ツアーの富士通レディースは19日、千葉県の東急セブンハンドレッドクラブ 西コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。11位タイでスタートしたイ・ナリ（韓）がノーボギーの5アンダー67をマークして通算6アンダーで単独首位に躍り出た。

　アウトスタートのイは、前半はパープレーに終始するも後半に入ると会心のゴルフを披露。10番パー5でこの日初めてのバーディを奪うと、12番から4連続バーディを奪取。その後もパーでしのぎ、5バーディ、ノーボギーの5アンダー67でラウンド。通算6アンダーまでスコアを伸ばし今季2勝目に王手をかけた。

　首位のイを1打差で追うのは後半に3つスコアを伸ばした渡邉彩香。4バーディ、1ボギーの3アンダー69で回り通算5アンダー単独2位に浮上した。通算4アンダー3位タイには、17歳のアマチュア高橋恵（長野・佐久長聖高2年）、ツアー初Vを狙う酒井美紀、テレサ・ルー（台）、リ・エスド（韓）がつけている。一方、前日首位タイの2人はともにボギーが先行し、馬場ゆかりが2つスコアを落として通算3アンダー7位タイ、井芹美保子は4オーバー76を叩いて通算1アンダー15位タイにそれぞれ後退している。

　その他主な選手は、馬場と同じ7位タイに今季2勝のアン・ソンジュ（韓）、野村敏京ら。通算2アンダー12位タイで菊地絵理香、飯島茜、大城さつきが続き、通算1アンダー15位タイに井芹の他、今季1勝の金ナリ（韓）、笠りつ子、木戸愛らが並んでいる。

　ディフェンディング・チャンピオンの成田美寿々は、5バーディ、2ボギーの3アンダー69でプレーし通算イーブンパー20位タイに浮上。一方で賞金ランクトップの森田理香子は2オーバー74のラウンドで通算2オーバー32位タイに順位を下げた。また、同ランク2位の横峯さくらはスコアを伸ばせなかったものの、通算4オーバー50位タイで辛くも予選を通過している。

　尚、この日4つスコアを落とした金田久美子が通算6オーバー69位タイでカットラインに2打足りず予選落ち。賞金ランク5位の堀奈津佳も通算10オーバー86位タイで決勝ラウンド進出を逃している。