成田美寿々が初優勝を飾った思い出の大会でツアー通算3勝目を狙っている。

　国内女子ツアー今季第30戦、富士通レディースは18日、千葉県の東急セブンハンドレッドクラブ 西コースを舞台に開幕。プロテスト不合格後、ツアー登録をして出場した昨季大会で見事に優勝し、その後プロテスト合格を経て今年のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントでツアー2勝目を挙げた成田が、さらに弾みをつけようと乗り込んでくる。

　大会初日は、現在賞金ランキング首位の森田理香子と、約2,150万円差の同2位につける横峯さくらと同じ組でプレーする。3人揃って飛距離も十分なだけに、飛ばし合いをしながらの対決が楽しみだ。

　今大会を含めてシーズンは残り7試合。熾烈なタイトル争いはまだまだ続きそうだ。賞金ランク上位勢の戦いぶりからは目が離せないが、米女子ツアー、サイム・ダービーLPGAマレーシアで新たな経験を積んで戻ってきたばかりの比嘉真美子、賞金ランク5位の堀奈津佳の今季2勝の若い2人と、先月日本女子プロゴルフ選手権を制したイ・ボミ（韓）の組も面白い。また、先週のスタンレーレディスゴルフトーナメント最終日を首位で迎えながらシーズン初優勝を逃した服部真夕もリベンジをかけて参戦する。

　尚、台風襲来直前に行われたチューズデイトーナメント（主催者推薦選考会）には40人が挑戦して14人が突破。3アンダー69で回り、首位タイだった16歳の永井花奈をはじめ、2アンダー70の3位タイに入った高橋恵、羽藤琴和の3人のアマチュアゴルファーが本戦出場権を得ており、こちらも注目したい。