国内女子ツアーのスタンレーレディスゴルフトーナメントは13日、静岡県の東名カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位と2打差の3位タイから出た姜秀衍（韓）が6つスコアを伸ばし、通算12アンダーで嬉しいツアー初優勝を飾った。

　アウトスタートの姜は、1番で幸先良くバーディを奪取。4番をボギーとしたものの、6番から8番のショート・ミドル・ロング3ホールを見事に攻略して3連続バーディを奪い3アンダーで折り返す。この時点で首位を捉えた姜は、後半も3つスコアを伸ばして6アンダー66をマーク。後続に3打差をつけ鮮やかな逆転劇の主役となった。

　前日首位と1打差の単独2位につけた横峯さくらは、後半に向かうにつれて調子を上げていったが、4バーディ、2ボギーの2アンダー70にとどまり、姜には及ばず野村敏京と並ぶ2位タイに終わった。8番のイーグル奪取で逆転Vに期待がかかった森田理香子も3アンダー69止まり。通算8アンダーで初日、2日目とトップをキープした服部真夕、黄アルム（韓）と並ぶ4位タイで終戦している。

　その他上位陣は、通算7アンダー7位タイに大江香織、テレサ・ルー（台）、イ・ナリ（韓）ら、通算6アンダー13位タイに飯島茜、大城さつき、李知姫（韓）、通算5アンダー16位タイに吉田弓美子、藤田幸希、リ・エスド（韓）が入っている。

　米女子ツアー常駐組の上原彩子は通算イーブンパー35位タイ、上田桃子は通算1オーバー42位タイだった。尚、4位タイに入った森田の年間獲得賞金が1億円（1億326万3,571円）を突破し賞金ランク首位をキープ。2位タイの横峯が8,173万8,570円で同ランク2位に浮上している。