連覇狙うJ.ウォーカーが11連続1パットで首位浮上、後半の流れを作る13番ホールとは?
2015年1月18日(日)午後1:58
米男子ツアーのソニー・オープン・イン・ハワイは現地時間17日、ハワイ州のワイアラエCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンのジミー・ウォーカー(米)が、8アンダー62と会心のプレーを披露し、通算16アンダーで単独首位に浮上した。
首位と4打差の8位タイでスタートしたウォーカーは、立ち上がりの2番でこそボギーを喫したものの、続く3番から16番までの14ホールで9つのバーディを奪取。17番パー3をボギーとして後の、最終18番でもバーディを取り返し、10バーディ、2ボギーの8アンダー62をマークした。
フェアウェイが狭いワイアラエCCの攻略法
「先週は広いコースだったからミスにならなかったけど今週は狭くてミスが出た。」と松山も話していたように、PGAツアーの中でもフェアウェイキープ率が難しい言われている本大会では、上位陣のファウェイキープ率も決して良くはない。
トップのウォーカーは3日間トータルで64.29%、2位のマット・クーチャーに至っては42.86%と苦戦している。
上位進出の鍵はラフからのショットとパッティングと言える。
3日目のウォーカーはショットも好調だったが、スコアを伸ばした要因はパッティング。18ホールでわずか22パット、さらに8番から18番までの11ホール連続で1パットと神がかり的なプレーを見せた。
勝負の鍵を握るのは最難関13番Par4
ゴルフネットワークの中継で解説を務める内藤雄士氏は、キーホールに13番Par4を挙げた。
右ドッグレッグで477Yと距離の長いPar4で、かつフェアウェイ右サイドにバンカーがあるホール。このバンカーに入れると顎が高いためグリーンに乗せるのが非常に難しくてパーで上がるのは至難の業。かと言って、左サイドに逃げると簡単にフェアウェイを突き抜けてしまい、バミューダのラフにつかまり同じくパーオンが難しくなる。
本大会のスタッツを見ても、フェアウェキープ率の平均は39.25%で平均スコアは4.210と難易度1位。
内藤氏曰く「パーで上がれたら良しとなるホール。ボギーやダブルボギーの可能性もありますが、この13番をパーで切り抜けていくことが14番からをスムーズに抜けていくキーとなります。過去の大会を見てもこの13番をボギーとすると、その後スコアを崩してしまう傾向にあります。上位陣の多くはこの13番をパーで切り抜けています。」と解説。
3日目のウォーカーも17番、18番と危ない場面はあったが、この13番をパーセーブし、そこから3連続バーディーを奪っている。
前週のヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズでプレーオフの末に敗れた悔しい思いを胸に、連覇にむけた最終18ホールに挑むウォーカー。
最終日のバック9、13番ホールでどんなドラマが待っているのか。南国ハワイでの熱い優勝争いが楽しみだ。
大会3日目の模様はこのあと、本日1/18(日)夜11時から「PGAツアーダイジェスト」でお送りします。
松山英樹のプレーを全ホール振り返ると共に、新コーナー“コメンテーターズアイ"では、ソニーオープン最難関の13番ホールをツアープロキャディーの杉澤伸章氏の現地リポートを交え徹底解説。また、16番ホールでチップインバーディーを奪ったティム・クラークのスプリットグリップを内藤氏が解説するなど凝縮の60分でお送りします。ぜひお楽しみに!
(写真提供:Getty Images)
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