7人が首位並走! A.キロスが「第2の故郷」で復活狙う
2013年10月11日(金)午前11:06
欧州ツアーのポルトガル・マスターズは現地時間10日、ポルトガルのオセアニコ・ビクトリアGCで第1ラウンドの競技を行った。6アンダー65でプレーしてトーナメントをリードしたのは、アルバロ・キロス(スペイン)、フェリペ・アギュラー(チリ)、マクシミリアン・キーファー(独)、グレーム・ストーム(英)、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)、デビッド・リン(英)、サイモン・ソーントン(アイルランド)の7人。中でも2008年大会の優勝者キロスは、「第2の故郷」と呼ぶ地で復活優勝に燃えている。
2006年から2011年まで、毎年最低1勝はしていたキロスだが、一昨年の同ツアー最終戦 ドバイ世界選手権を最後に未勝利が続いている。昨年、手首の手術をしておよそ5か月間プレーできなかったためではあるが、歯がゆい思いをしている。
この日は出だしで2つボギーが先行したが「スタートの5ホールで2オーバーになって火がついたのが良かった」と笑うキロスは、現在ポルトガル在住とあってやる気満々。「パッティングが素晴らしかった。ここに来てからずっと調子がいいんだよ」と愛してやまない同地で静かに闘志を燃やしている。
首位グループと1打差の8位タイには、ソレン・ハンセン(デンマーク)ら9人がひしめき、まだまだ予断を許さない大激戦模様。それでも飛距離が武器のキロスが、パッティングまで味方につければ怖い者はないはずだ。
前週セベ・トロフィに出場したフランセスコ・モリナリ(伊)は、マッテオ・マナセロ(伊)、マーティン・カイマー(独)、ニコラス・コルサーツ(ベルギー)と共に3アンダー68で30位タイ。地元のナショナルオープン優勝を狙うリカルド・サントス(ポルトガル)は1アンダー70で52位タイとやや出遅れている。