F.モリナリ、地元でV2なるか? 3人が首位並走
2013年9月21日(土)午前10:30
イタリアゴルフ界の第一人者フランセスコ・モリナリ(伊)が地元の大ギャラリーの前で首位グループの一員に名を連ねた。
欧州男子ツアーのイタリアン・オープンは現地時間20日、イタリア、GCトリノを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日7位タイにつけていたモリナリが7バーディ、2ボギーの5アンダー67をマークし、通算9アンダーまでスコアを伸ばし、サイモン・ソーントン(アイルランド)、フェリペ・アギュラー(チリ)とともにトップタイに浮上した。
前日のトーナメントリーダーのひとり、ニコラス・コルサーツ(ベルギー)はスティーブ・ウェブスター(英)らと並び、首位と1打差の4位タイへ一歩後退。ベテラン、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)が通算5アンダー16位タイ、地元期待のマッテオ・マナセロ(伊)が通算4アンダー25位タイとまずまずのポジションをキープしている。
首位タイに躍り出たモリナリは2006年大会のチャンピオン。一昨年のライダーカップではタイガー・ウッズ(米)と最終日のシングルマッチで対戦し引き分けに持ち込み、欧州チームの勝利に貢献するなど、地元のヒーロー的存在だ。
周囲からは7年ぶり大会2度目の優勝が期待されているが本人は「試合が始まる前から決めていることがある。それはとにかくここでは楽しみたいということ。出来るだけ多くのバーディを獲って、決勝ラウンドでも楽しいゴルフを貫きたい。歴代チャンピオンだから勝たなきゃいけない、と思うのではなく、大好きなコースでこうして大勢の人々の応援を受けて戦う幸せを噛み締めたい」と、結果よりもプロセスを重視する姿勢のモリナリ。果たして地元でのV2なるかに注目だ。