宮里美香がメジャータイトルを逃した悔しさを日本で晴らそうとしている。

　国内女子ツアー、マンシングウェアレディース東海クラシックは20日、愛知県の新南愛知カントリークラブ 美浜コースを舞台に開幕。大会スポンサーのデサント社とウェア契約を交わす宮里は、米女子ツアー今季メジャー最終戦のエビアン選手権が行われたフランスから帰国して出場する。

　今季はメジャー制覇を目標に掲げて米ツアーに挑み、今年ラストチャンスとなったエビアン選手権では単独トップで最終日を迎える最高の展開だった。だが、残念ながら7番パー5で『8』を叩くなど自滅。優勝どころか8つスコアを落として19位タイという悔しい結果に終わってしまった。

　それでも、日本に戻れば目玉選手の一人。ましてや大会ホステスプロとなれば悔しさに浸っている暇はない。何よりの薬は試合で結果を出すこと。予選ラウンドでは、今季3勝で賞金ランキング首位の森田理香子、前週の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯で6ホールに及ぶプレーオフの末に敗れ涙を飲んだ比嘉真美子と同組でプレーする。ツアー屈指の飛距離を誇る2人と、ドライバーの安定感が武器の宮里がどんな戦いを繰り広げるのか楽しみだ。

　9月も半ばを過ぎて賞金女王レースも白熱してきた。序盤戦を引っ張った森田がやや失速気味の中、吉田弓美子が約2,300万円差で追走。佐伯三貴も3位で2人を追う展開となっている。この先はまだまだ高額賞金大会が残っているとは言え、そろそろ1戦1戦が大事な時期に突入しているだけに、目が離せない戦いが続く。