J.ルーテン、M.A.ヒメネスの最年長V阻み地元勢初優勝!
2013年9月16日(月)午前8:11
史上最年長V記録の更新を狙ったミゲール・A・ヒメネス(スペイン)の野望を打ち砕き、地元の27歳ヨースト・ルーテン(オランダ)が逃げ切って今季2勝目を挙げた。
欧州ツアーのKLMオープン(オランダ、ケネマーGC)は現地時間15日、最終ラウンドの競技を終了。地元勢による大会初Vを狙うルーテンと49歳のヒメネスが追いつ追われつのシーソーゲームを演じたが、どちらも終盤スコアを落とし、ともに通算12アンダーでホールアウト。決着はプレーオフにもつれ込んだ。
ヒメネスにとってはこれがキャリア6度目のプレーオフ進出。過去5回は3勝2敗と勝ち越している一方で、地元の声援を一身に受けたルーテンはプレーオフ初体験。ヒメネスが俄然有利かと思われたが、18番で行われたサドンデス1ホール目で2メートルのパーパットを外したヒメネスに対し、グリーンセンターから2パットのパーをセーブしたルーテンが栄冠に輝いた。
今季はここまでプレーオフによる決着が10回ある同ツアー。それだけ選手の実力が均衡している証拠だが、2009年のシーズン最多プレーオフ記録(12回)に迫る勢いだ。
その他上位陣は、通算9アンダー3位タイにロス・フィッシャー(英)、サイモン・ダイソン(英)、グレゴリー・アブレ(仏)ら。勝てば自らの記録を塗り替えツアー最年長Vを達成するところだったヒメネスは序盤に3連続バーディを奪って優位に持ち込んだが、肝心のバックナインでスコアを伸ばせず涙をのんだ。
また前日58位タイに低迷していたマッテオ・マナセロ(伊)は4アンダー66をマークし、通算2アンダー26位タイまで巻き返して4日間の競技を終えている。