国内女子ツアーのニトリレディスゴルフトーナメントは1日、北海道の桂ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンのアン・ソンジュ（韓）が7バーディ（ノーボギー）を奪う猛攻で2打差を逆転し、ツアー通算13勝目を挙げた。

　2010年、2011年に賞金女王に輝いているアンが圧巻のゴルフを見せつけた。序盤の2番、3番でバーディを重ねると、7番、8番でも連続バーディを奪取。さらにバックナインで3つスコアを伸ばして通算11アンダーでホールアウト。最終日に7アンダー65の好スコアを叩き出し、ツアー史上初めて大会連覇と2週連続優勝を同時に成し遂げた。

　その他上位陣は、2打差の単独2位にこの日7つスコアを伸ばしたテレサ・ルー（台）。通算7アンダー単独3位に福田裕子、通算6アンダー4位タイには米女子ツアーからスポット参戦している上原彩子、昨季賞金女王・全美貞（韓）の2人が入った。

　一方、初日から単独トップを守ってきた穴井詩は2オーバー74とスコアを崩し、通算4アンダーでフィニッシュ。8番パー3でホールインワンを達成した藤田幸希、笠りつ子、イ・ボミ（韓）らと同じ7位タイで念願の初優勝を逃している。

　また、今季すでに2勝を挙げている比嘉真美子と佐伯三貴の他、横峯さくら、金田久美子の実力者たちが通算1オーバー25位タイで3日間の競技を終えている。