ビッグボーナス100万ドルは誰の手に? 最有力はS.ルイス
2014年11月19日(水)午後0:04
米女子ツアーの今季最終戦 CMEグループ・ツアー選手権は現地時間20日、フロリダ州のチバロンGCを舞台に開幕。今季新たに採用されたポイントレース『レース・トゥ・CMEグローブ』をもとに上位72名と、ツアー優勝者のみが出場を許される今大会で、ついに今年の年間王者が決まる。
特筆すべきは特別ボーナスの存在。優勝賞金がすでに50万ドル(約5,900万円)と破格だが、今大会終了時点でポイントレース総合優勝者には100万ドル(約1億1,700万円)が与えられる。今大会の結果如何では女子ツアー最高のおよそ1億7,600万円を一気に手中に収めるプレーヤーが現れるかもしれない。
気になる年間王者争いは(以下ランク順)、ステイシー・ルイス(米)、インビー・パーク(米)、リディア・コ(ニュージーランド)、ミッシェル・ウィー(米)、リュウ・ソヨン(韓)、フォン・シャンシャン(中)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、シェラ・チョイ(韓)、カリー・ウェブ(豪)の9人に絞られた。
注目は現在賞金ランキング、レース・トゥ・CMEグローブ、平均ストローク、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(POY)の4部門でトップに立つルイス。また、もし仮にルイスが賞金レースを制すればアメリカ勢としては1993年のベッツィ・キング(米)以来、実に21年ぶりの快挙となる。
しかし、終盤にかけて調子を上げてきたロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)、今季史上最年少でルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)を獲得したコも勝てば年間王者を決められる立場にあり、ビッグボーナス100万ドルの行方は最後まで分からない。
日本勢は、これまで日本の女子プロブームを引っ張って来た宮里藍や有村智恵、宮里美香はポイントレース上位に入ることが出来ず、残念ながら出場権を逃しているが、若きエース候補・野村敏京と独自のプレースタイルでパワーゴルフに対抗する上原彩子の2人が参戦し一攫千金にチャレンジする。
泣いても笑っても今季はこれが最後! ラスト72ホールには果たしてどんなドラマが待っているのだろうか?