国内女子ツアーのCAT Ladiesは25日、神奈川県の大箱根カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。4位タイスタートのアン・ソンジュ（韓）がスコアを7つ伸ばして、逆転で今季初Vを飾った。アンと3打差の単独2位に笠りつ子、さらに1打差の単独3位に吉田弓美子が入った。

　雨で2度の中断を余儀なくされた最終日。上位陣がスコアメイクに苦しむ中、2010、2011年の賞金女王のアンが真価を発揮する。前半に3連続を含む5バーディ（1ボギー）を奪うと、後半に入っても10番、11番の連続バーディなどさらに3つスコアを伸ばして大会新記録の通算15アンダーでツアー通算12勝目を挙げた。

　一方、初日から首位を走っていた佐伯三貴は16番でトリプルボギーを叩くなど後半に崩れて通算5アンダー8位タイで終戦。前日『67』の好スコアで首位に並んだ金ナリ（韓）も4ボギー、1ダブルボギー（2バーディ）とふるわず、横峯さくらと同じ通算7アンダー4位タイに終わった。

　その他上位陣は、通算6アンダー6位タイに木戸愛と初日トップのナ・ダエ（韓）。目下賞金ランクトップの森田理香子は、ディフェンディング・チャンピオンの全美貞（韓）、上原彩子、茂木宏美らと並ぶ通算イーブンパー27位タイだった。

　また、前週のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントでツアー2勝目を挙げた20歳の成田美寿々は、通算1アンダー22位タイで3日間の競技を終えている。