国内女子ツアーのｍｅｉｊｉ カップは9日、北海道の札幌国際カントリークラブ島松コースを舞台に第1ラウンドの競技を行った。現在賞金ランキングトップを独走する注目の森田理香子が、イーブンパー72にスコアをまとめてホールアウト。凱旋出場している上田桃子、不動裕理、馬場ゆかり、若林舞衣子らとともに26位タイにつけた。

　トーナメントをリードしたのは、5アンダー67をマークした韓国出身の25歳ナ・ダエ。1打差の2位タイからディフェンディング・チャンピオンのフォン・シャンシャン（中）、中園美香、大江香織の3人が追走し、原江里菜、一ノ瀬優希らが3アンダー69の5位タイにつけている。

　前週、聖地セントアンドリュース オールドC（スコットランド）で開催された全英リコー女子オープンの決勝ラウンドで大叩きを喫し、65位タイに終わった森田。この日は、海外遠征の疲れが出たのかスタートの1番から5ホールで3ボギーを叩く大乱調でそのまま下位に沈むかに思われた。しかし、そこから若き賞金女王候補が本領を発揮する。

　ハーフターン前の8、9番を連続バーディとして盛り返すと、1オーバーで迎えた最終18番を渾身のバーディで締めくくり、イーブンパーでフィニッシュ。首位とは5打差と、逆転可能な位置に何とか踏みとどまった。残り2日、6月のサントリーレディスオープンゴルフトーナメント以来となる今季4勝目をつかみ取れるか、注目したい。

　一方、その全英女子オープンで7位タイの好成績を収めた比嘉真美子が、1バーディ、5ボギーの4オーバー76と沈黙。金田久美子、木戸愛など実力者と同じ83位タイと大きく出遅れ。また、同じく7位タイだった佐伯三貴は、手首痛のため途中棄権している。