石川が18位タイと好発進 松山32位タイ、J.スピースは出遅れ
2015年8月28日(金)午前9:13
米男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦 ザ・バークレイズが現地時間27日、ニュージャージー州のプレーン・フィールドCCを舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を終了。石川遼が2アンダー68で回り、トップと3打差の18位タイ発進となった。
フェデックスカップ・ポイントランキング124位と滑りこみでプレーオフシリーズ出場を決めた石川。この日は、12番パー5でバーディを奪った後の14番でボギーを叩いたが、16番パー5でフェアウェイ右から放った第3打差が直接カップインしてイーグル。これで勢いに乗り、バックナインでは4番から連続バーディを奪ったものの、最終9番パー4で落とし穴が。グリーン奥からの3打目のアプローチに失敗すると、約2メートルのボギーパットも決まらず。トップと1打差につけていただけに痛恨のダブルボギーとなったが、1イーグル、3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーとまずまずの内容でプレーオフシリーズ第2戦進出に向けて好スタートを切った。
一方、アウトスタートの松山英樹は3番から連続バーディを奪うも、5番パー4でダブルボギーを叩き貯金を吐き出すと、イーブンパーで折り返した後半は14番からの連続ボギーで一時2オーバーに。それでも、最終18番では約9メートルを沈めるなど上がり3ホールを3連続バーディで締めて、6バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー69で32位タイにつけている。
リーダーボードのトップには世界ランキングNo.4のバッバ・ワトソン(米)、トニー・フィナウ(米)、カミロ・ビジェガス(コロンビア)、スペンサー・レビン(米)が並んだ。インスタートのワトソンは、最初の13ホールで7バーディを奪取。上がり4ホールで2ボギーを喫したものの、5アンダー65と好スコアを叩きだした。
トップと1打差の5位タイにはジェイソン・ダフナー(米)ら5人、石川と同じ18位タイには世界ランキングNo.3のジェイソン・デイ(豪)、リッキー・ファウラー(米)、フィル・ミケルソン(米)、パトリック・リード(米)、ジム・フューリック(米)らビッグネームが並んでいる。
初の年間王者を目指す世界No.1のジョーダン・スピースはまさかの大叩き。インスタートの前半はノーボギーの2アンダーで折り返したものの、後半は1バーディ、5ボギー、1ダブルボギーで40ストロークと大失速。4オーバー74は5月のザ・プレーヤーズ選手権以降最低のスコアで、95位タイと2日目に巻き返しが必要となっている。