有村、米ツアー初V見えた!? 3打差3位タイで最終日へ
2013年7月21日(日)午前6:52
有村智恵に本来の持ち味であるショットのキレが甦り、アメリカでの初優勝がいよいよ近づいてきた。
米女子ツアーのマラソン・クラシック(オハイオ州、ハイランド・メドーズGC)は現地時間20日、第3ラウンドの競技を終了。前日5位タイまで順位を上げていた有村はこの日、18ホールすべてのホールでパーオンに成功する抜群の安定感で4バーディ、1ボギーの3アンダー68をマーク。首位に並ぶベアトリス・リカーイ(スペイン)とポーラ・クリーマー(米)に3打差の通算9アンダー3位タイで3日目の競技を終え、最終日は最終組の1組前で念願の米ツアー初Vを目指すことになる。
有村と並ぶ3位タイに18歳のレクシー・トンプソン(米)とジャッキ・コンコリーノ(米)が並び、通算8アンダー6位タイにシェラ・チョイ(韓)、ジェニファー・ジョンソン(米)ら。しかしロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)は珍しくスコアを2つ落とし、通算4アンダー23位タイに後退。アマチュアNo.1のリディア・コ(ニュージーランド)もイーブンパー71止まりで通算6アンダー11位タイに順位を下げている。
クリーマーが最後に優勝したのは2010年の全米女子オープン。以来何度もトップ10に食い込みながらツアー通算10勝目が遠い状況が続いている。一方のリカーイは今季すでにキア・クラシックで優勝を飾っており、2人は昨年出場したすべての試合で予選を突破。有村がともに正確性が持ち味のクリーマーとリカーイを逆転するにはバーディを量産するしかない。
有村以外の日本勢はこの日5バーディ、2ボギーの3アンダー68をマークした上原彩子が通算5アンダー20位タイ。しかし宮里美香はスコアを1つ落とし、通算1アンダー41位タイに後退した。また、上田桃子は通算1オーバー57位タイに低迷中。片平光紀は決勝ラウンド進出を逃している。