M.シエム完全Vに向け首位堅守! マスターズ切符にも王手!
2013年3月31日(日)午前11:49
初日から首位を走るマルセル・シエム(独)が首位を守り、また一歩マスターズ(現地時間4月11?14日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)へ近づいた。
欧州ツアーのハッサン2世国王ゴルフ・トロフィーは現地時間30日、モロッコのパライス・ロイヤルGを舞台に第3ラウンドの競技を終了。現在世界ランク72位だが、今大会で勝てば世界ランクトップ50に入り、メジャー初戦マスターズへの出場権を自力で掴むことができるシエム。この日は出だしの1番でボギーを叩き後続に迫られたが、中盤の6ホールで4つバーディを奪って相手を突き放し、3アンダー69をマーク。通算15アンダーで単独トップの座をキープした。
「タフなコンディションの中でも途中までは納得の行く内容だったけれど、スコアを伸ばさなきゃいけない上がり3ホールで1つボギー(16番)を叩いてしまって不満が残る。ただ後続との差を広げられたことは良かった。今は自分のスウィングに自信を持っている。とにかく勝負は明日」と、シエムは気を引き締める。
通算11アンダー2位タイにはパブロ・ララサバル(スペイン)とデビッド・ホージー(英)、ミッコ・イロネン(フィンランド)の3人が並び、通算9アンダー単独5位にベルント・ウィースバーガー(オーストリア)がつける展開。
また逆転Vならマスターズ出場の可能性を秘めているリッチー・ラムゼイ(スコットランド/世界ランク73位)は通算4アンダー13位タイ、スティーブン・ギャラハー(スコットランド/同64位)は通算3アンダー16位タイにとどまっている。
最終日如何でメジャー出場か否かが決まる。最終日は優勝とマスターズ切符、ダブルのプレッシャーをはね除け自分のゴルフを貫けるかどうかが鍵になりそうだ。