国内女子ツアーの今季第13戦リゾートトラストレディスは31日、昨年まで3年間開催されていたグランディ軽井沢ゴルフクラブ（長野県）から兵庫県の関西ゴルフ倶楽部へ舞台を移し、第1ラウンドの競技を終了。昨年の西陣レディスクラシック以来となるツアー3勝目を狙う若林舞衣子が6アンダー66をマークし、イ・ボミ（韓）と並びトーナメントをリードした。1打差の単独3位に一ノ瀬優希がつけ、4アンダー68の4位タイから木戸愛ら3人が追っている。

　5月に入りサイバーエージェント レディスゴルフトーナメントとほけんの窓口レディースで2位タイに入るなど調子を上げている若林はこの日、ショートホールの4番を皮切りに5、6番と連続でバーディ奪取に成功。後半も安定したプレーでスコアを4つ伸ばし、7バーディ（1ボギー）の豪快なプレーで観客を魅了した。今季ここまで12試合に出場して2,000万円弱を稼ぎ出し、賞金ランキング12位につけている若林。まずはシーズン中盤に差しかかる今大会を制し、初の賞金女王へ弾みをつけたいところだ。

　一方、今季2勝で賞金ランキングをリードする森田理香子は、2オーバー74のスコアで72位タイとスタートダッシュならず。今季、第1ラウンドで出遅れたワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップでは予選落ちを喫しているだけに、2日目の巻き返しに期待したい。

　その他、ディフェンディング・チャンピオンの全美貞（韓）が3アンダー69で回り、今季2勝の佐伯三貴らと同じ7位タイにつけたが、予選通過記録を続ける横峯さくらは3バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフで、堀奈津佳、笠りつ子、諸見里しのぶら実力者とともに56位タイで初日を終えている。