（写真提供:Getty Images）

　米男子ツアーのAT＆Tバイロン・ネルソン選手権が現地時間28日、テキサス州のフォーシーズンズ・リゾート＆クラブ・ダラス at ラスコリナスを舞台に開幕。マスターズチャンピオンのジョーダン・スピース（米）が地元大会で優勝を目指す。

　今大会は、1945年に同ツアーで11連勝を含む年間18勝を挙げた伝説的名手の名を冠したトーナメント。選手の名前が初めて大会名についたことでも知られ、今大会からスポンサーに米国最大手の電話会社「AT＆T」を迎えて開催される。

　一番の注目は、現在フェデックスカップ・ポイントランキングで堂々のトップを走る21歳のスピース。大会の舞台となるテキサス州ダラスで大学時代までを過ごした若武者は、16歳の時に今大会で同ツアーデビューを果たしており、多くのギャラリーから大声援が飛ぶことは間違いない。

　マスターズ制覇後、WGC-キャデラック・マッチプレー選手権で予選グループ敗退、ザ・プレーヤーズ選手権でも予選ラウンドで姿を消すなど連戦の疲労が心配されていたが、テキサスに戻った前週のクラウン・プラザ招待 at コロニアルでは2位タイフィニッシュ。地元Vへの機運は高まっていると言えそうだ。

　昨季大会は、最終日を首位タイからスタートしたブレンドン・トッド（米）がノーボギーの「66」をマークし、通算14アンダーで初優勝。トッドは連覇を目指しての参戦となる。その他にも、世界ランキング8位のジェイソン・デイ（豪）、同10位のダスティン・ジョンソン（米）、賞金ランク3位のジミー・ウォーカー（米）らトッププレーヤーがエントリー。激戦の4日間から目が離せない。

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