藍、今季初Vならず… S.ルイス逆転Vで世界ランク1位浮上!
2013年3月18日(月)午前9:22
宮里藍が節目の米女子ツアー10勝目を目前にして失速。昨季のプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)、ステイシー・ルイス(米)に逆転を許し今季初Vはお預けとなった。
同ツアーの米本土初戦、RRドネリーLPGAファウンダーズカップ(アリゾナ州、ワイルドファイアGC)は現地時間17日、最終ラウンドの競技を終了。後続に4打差の単独トップからスタートした宮里は途中まで順調にスコアを伸ばしたものの16番でまさかのダブルボギーを叩き、そのホールをバーディとしたルイスに2打リードされると、続く17番でもバーディを奪ったルイスが通算23アンダーまで伸ばし、宮里を突き放して逆転Vを達成した。
16番は前日ルイスのキャディがバンカー内で砂をチェックしたことがルール違反と見なされ2打罰を受けたいわくつきのコース。そこで今度は宮里が痛恨のダブルボギーを叩いたことが2人の明暗を分けた。
結局宮里は1アンダー71でホールアウトし通算20アンダー。勝ったルイスに3打差の単独2位に甘んじることに。それでも師事するメンタルコーチ、ピア・ニールソン&リン・マリオット両コーチが拠点を置く馴染み深い場所で、2人に見守られながら堂々と4日間を戦い抜いた。3週間前にタイからシンガポールへ移動中に高速道路で玉突き事故に遭遇し、一時は今大会への出場も危ぶまれたが、心身とも健康を取り戻したことをアピールした格好。この調子でいけば節目の10勝目もそう遠くはなさそうだ。
勝ったルイスはこれでヤニ・ツェン(台/59位タイ)を抜きロレックスランキング(女子世界ランキング)3位から1位に浮上することが確実になった。アメリカ勢がNo.1になるのは2010年のクリスティー・カー以来3年ぶり。
その他上位陣では、通算17アンダー単独3位にアンジェラ・スタンフォード(米)が入り、この日6アンダー66をマークしたジェシカ・コルダ(米)が通算16アンダーとし、リー・ジヨン(韓)らと並び4位タイに食い込んだ。
有村智恵は4日目にして初の『60台』(3アンダー69)をマークし、通算7アンダー48位タイで4日間の競技を終了。尚、上原彩子は決勝ラウンド進出を逃している。
RRドネリーLPGAファウンダーズカップ放送予定
http://www.golfnetwork.co.jp/guide/lpga/logs/2013-0314.html