岡本綾子に師事する3人が直接対決する。

　国内女子ツアー今季第13戦、リゾートトラストレディスは31日、兵庫県の関西ゴルフ倶楽部を舞台に開幕する。2週連続、シーズン3勝目を狙う森田理香子に大きな注目が集まっているが、これに拍車をかけるのが予選ラウンドの組み合わせだ。

　森田と同じ組に名を連ねるのは、服部真夕、表純子の2人。1987年に米女子ツアー賞金女王に輝き、その後、世界ゴルフ殿堂入りも果たしている岡本が抱えている5人の教え子のうち、3人が同組でプレーするのだ。

　優勝した開幕戦からの5試合連続を含め、今季12試合に出場してトップ10に7回入っている森田の調子の良さは言うまでもなく、表もトップ10入り3回とまずまずの成績を残している。だが、対照的に服部は、開幕から2試合連続予選落ちを喫するなど、ここまでトップ10入りは1回となかなか調子が上がってこない。

　そんな中での3人の直接対決。日頃は練習ラウンドや食事も共にすることがほとんどという間柄だが、勝負となればもちろん話は別。親しい分、逆に負けられない気持ちは強いとも言える。静かな闘志を燃やす戦いから目が離せない。

　その他、復活優勝後も連続予選通過記録を伸ばしている横峯さくら、今季2勝の佐伯三貴、諸見里しのぶ、木戸愛、笠りつ子ら実力者が揃って参戦。先週行われた中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンで森田に1打差の単独2位に終わった全美貞（韓）も、ディフェンディング・チャンピオンとして大会に出場する。