G.マクドウェル大逆転で連覇達成! K.スタドラー惜敗
2014年7月7日(月)午前10:18
グラエム・マクドウェル(北アイルランド)が8打差を引っくり返し、本人も驚きの大会連覇を達成した。
欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランスは現地時間6日、2018年のライダーカップの開催地に選ばれているフランスのル・ゴルフ・ナショナルを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日から首位を走ったケビン・スタドラー(米)が強風と雨の難コンディションに前半だけでボギー3つ、ダブルボギー1つを叩く大乱調。その間隙を縫って7位タイからスタートしたマクドウェルが着実にスコアを伸ばし、5バーディ、1ボギーの4アンダー67をマーク。通算5アンダーまで伸ばして8打差を大逆転し、うれしい連覇を成し遂げた。
「本当に驚いている。昨日のバックナインのプレーが酷かったから、(優勝は)完全に諦めていた。まさかこうしてトロフィを掲げることが出来るとは……。ケビン・スタドラーは素晴らしいプレーヤー。最終ホールで彼が(パーパットを)外すとは思っていなかった。プレーオフを覚悟していたけれど勝てたのはラッキー。この夏のビッグイベントに向け弾みをつけることが出来た」と逆転優勝を成し遂げたマクドウェル。難コンディションが得意な全米オープンチャンピオンは2週間後に迫った全英オープン(現地時間17?20日/英国、ロイヤル・リバプールGC)に照準を合わせたようだ。
一方、完全優勝を逃したスタドラーは結局この日5つスコアを落とし通算4アンダーでトンチャイ・ジェイディ(タイ)と並ぶ2位タイで終戦。「今日は苦しんだ。勝てなかったのは悔しいけれど、ここ数日良いゴルフが出来ていたのでよしとしよう」と惜敗の悔しさを今後につなげることを胸に誓った。
通算3アンダー単独4位にロバート・カールソン(スウェーデン)が入り、通算2アンダー5位タイにジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)とマシュー・ボールドウィン(英)の2人。単独4位から逆転Vが期待されたマーティン・カイマー(独)はスコアを6つ落とし通算3オーバー12位タイに終っている。
尚、全英オープン予選も兼ねていた今大会。上位に入った選手のうちまだ出場権を持っていなかったのが単独4位に入ったカールソンと単独7位(通算1アンダー)のマイケル・ホーイ(北アイルランド)、単独8位(通算イーブンパー)のビクター・リウ(仏)。彼ら3名がメジャーへの切符を手にしている。