国内女子ツアー今季開幕戦、ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは9日、沖縄の琉球ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。6アンダー『66』のビッグスコアを叩き出した木戸愛が通算10アンダーで単独首位に立ち、1打差の単独2位に5アンダー67でプレーした森田理香子、さらに1打差の3位タイには横峯さくらのほか6人が並ぶ混戦模様となった。

　4位タイの好位置からスタートした木戸は序盤からエンジン全開。初日もバーディを奪っている4番パー5でイーグルを奪取すると、6番でもバーディ。さらに後半11番、12番、18番をバーディとして6アンダー66でホールアウト。通算10アンダーで単独トップに浮上し、昨年7月のサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント以来となるツアー2勝目に王手をかけた。

　また、初日16位タイ発進の横峯はこの日、4番からの4ホールで3つのバーディを奪うなど2アンダーで前半を終えると、後半にも3つスコアを伸ばして5アンダー67をマーク。通算7アンダー3位タイと、開幕戦で復活優勝が狙える位置に順位を上げている。

　横峯と同組で回り、米女子ツアーから凱旋帰国している宮里美香は4番でバーディを先行させると、9番でもバーディを奪って2アンダーで折り返す。しかし後半は1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせず、2アンダー70にとどまって通算4アンダー。藤本麻子らと並ぶ18位タイで2日目の競技を終えた。

　その他上位陣では、横峯と並ぶ通算7アンダー3位タイに金ナリ（韓）、李知姫（韓）、表純子、上原美希、茂木宏美。通算6アンダー単独9位に姜秀衍（韓）がつけ、笠りつ子、野村敏京、14歳のアマチュア新垣比菜ら8人が通算5アンダー10位タイで続いている。

　このほか、米ツアー組で地元出身の上原彩子は2アンダー70を回り、通算3アンダーにスコアを伸ばして金田久美子、大山志保らと並ぶ22位タイ。前日単独首位の20歳の新鋭、山村彩恵は4つスコアを落として昨季賞金女王・全美貞（韓）らと同じ通算2アンダー29位タイに後退した。諸見里しのぶとアン・ソンジュ（韓）は通算1アンダー41位タイとなっている。

　一方、ディフェンディング・チャンピオンの斉藤愛璃はカットラインに1打届かず通算イーブンパー55位タイで予選落ち。初日41位タイと出遅れた上田桃子はこの日も1オーバー73とスコアメイクに苦しみ、通算1オーバー66位タイで決勝ラウンド進出を逃した。