国内女子ツアー今季開幕戦、ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは8日、沖縄の琉球ゴルフ倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。米女子ツアーから凱旋帰国している宮里美香は2アンダー70でプレーして16位タイとまずまずのスタートを切った。単独首位に立ったのは、4バーディ、1イーグルの6アンダー66をマークした20歳の山村彩恵。1打差の2位タイに茂木宏美、オナリン・サタヤバンポット（タイ）がつけている。

　地元出身の宮里はこの日、出だしの1番をバーディとすると、その後スコアカード通りのゴルフが続くも後半の11番で2つ目のバーディを奪う。終盤の16番でボギーを叩いたものの、最終18番をバーディで締めて2アンダー70。横峯さくら、笠りつ子らと並び首位と4打差の16位タイと優勝を狙える位置につけた。

　並み居る実力者をおさえ、この日首位に立ったのは20歳の山村。インからスタートすると、いきなり出だし3連続バーディ。前半最後の18番ではイーグルを奪って一気に5アンダーとして後半へ。後半のバーディは4番のみとなったものの、ノーボギーのステディなゴルフでリーダーボードの最上段を射止めた。昨年同様、開幕戦でニューヒロインの誕生となるか見逃せない週末となりそうだ。

　その他上位陣では、森田理香子が1イーグル、6バーディ、2ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながら4アンダー68をマーク。5連続バーディを奪った金田久美子、木戸愛、上原美希と並び4位タイと好スタート切った。

　このほか、米ツアー組では地元出身の上原彩子が1アンダー71で回って30位タイ。上田桃子はイーブンパー72のラウンドで昨季国内ツアー賞金女王の全美貞（韓）らとともに41位タイ発進となった。一方でディフェンディング・チャンピオンの斉藤愛璃は1オーバー73でプレーして55位タイと出遅れている。