国内女子ツアーのニチレイレディスは22日、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。3位タイからスタートした吉田弓美子が5つスコアを伸ばして通算9アンダーで単独トップに躍り出た。1打差の単独2位には18番でチップインイーグルを決めるなど6アンダー66をマークしたイ・ナリ（韓）がつけている。

　首位に1打差の好位置からスタートした吉田は前半こそ3バーディ、2ボギーと出入りの激しいゴルフで1アンダーどまりだったが、後半出だしの10番でバーディを奪うと、15番、16番で連続バーディに成功する。さらに最終18番でロングパットを沈めてバーディで締め、5アンダー67でホールアウト。通算9アンダーとしてリーダーボードの最上段を射止め、昨年のNEC軽井沢72ゴルフトーナメント以来となるツアー通算2勝目に王手をかけた。

　一方、初日首位タイの2人は揃ってスコアを崩した。辻梨恵が3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73で通算4アンダー12位タイ。金田久美子は5ボギー（1バーディ）を喫して4オーバー76を叩き、通算1アンダー22位タイに後退した。

　その他上位陣は、首位に2打差の3位タイにウェイ・ユンジェ、フェービー・ヤオの台湾勢2人、さらに1打差の単独5位にこの日2つスコアを伸ばした木戸愛。通算5アンダー6位タイに原江里菜、青山加織、大江香織らがつけている。

　また、初日出遅れた賞金ランキング首位の森田理香子は3バーディ、2ボギーと1つスコアを伸ばすにとどまりカットラインぎりぎりの通算1オーバー41位タイで予選通過。賞金ランク3位の横峯さくらは同4位の比嘉真美子と並び通算2アンダー20位タイで決勝ラウンドに進出した。