20歳M.マナセロ、プレーオフ制し歴史的大会最年少V!
2013年5月27日(月)午後0:22
20歳になったばかりのマッテオ・マナセロ(伊)がヨーロッパのフラッグシップトーナメントを逆転で制した。
かつて欧州ツアーの本拠地があったウェントワースC(英国)を舞台に行われた同ツアーのBMW PGA選手権は現地時間26日、最終ラウンドの競技を終え、通算10アンダーでマナセロの他、サイモン・カーン(英)、マーク・ウォーレン(スコットランド)が首位に並ぶ展開となり、プレーオフ4ホール目でバーディを奪ったマナセロが歴史的な大会最年少優勝を飾った。
「信じられない気持ち。とても感動している。すべてが噛み合った素晴らしい一週間だった。難しい状況に耐えて優勝争いに踏みとどまることが出来た。この瞬間、世界で一番ハッピーな男は間違いなく自分!」と感激をあらわにしたマナセロ。
20歳37日での優勝は1969年にバーナード・ギャラハー(スコットランド)がマークしたこれまでの最年少V記録(20歳97日)をおよそ2か月更新。この日は首位のアルハンドロ・カニサレス(スペイン)に2打差の3位タイからスタートすると、カニサレスや単独2位からスタートし序盤3連続バーディで一時トーナメントをリードしたリー・ウェストウッド(英)らがバックナインで苦しむ中、我慢のゴルフで3アンダー69をマーク。3人によるプレーオフにコマを進め、サドンデス4ホール目で値千金のバーディ奪取に成功した。マナセロにとってこれがツアー通算4勝目。イタリア人の同大会制覇は1996年のコスタンティノ・ロッカ(伊)以来史上2人目の快挙だった。
カニサレスはこの日5アンダー67の好スコアをマークした母国の先輩ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)と並び通算9アンダー4位タイに終わり、バックナインで3つスコアを落としたウェストウッドは通算7アンダー9位タイにとどまった。
またこの日はアーニー・エルス(南ア)が尻上がりに調子を上げ、上がり3ホール連続バーディで5アンダー67と爆発。通算8アンダーで本人にとって(欧州)ツアー今季初のベスト10入り(6位タイ)となり「今後に弾みがついた」と手応えを口にした。
尚、大会3連覇を目指したルーク・ドナルド(英)、世界ランク2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)、イングランドを代表するプレーヤー、イアン・ポルターは決勝ラウンド進出を逃している。