国内女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシックは21日、愛知県の新南愛知カントリークラブ 美浜コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。節目のツアー通算20勝目を狙う横峯さくらと、ツアー初Vを目指す菊地絵理香が会心のゴルフを披露し、通算10アンダーで首位の座を分け合った。

　前日ノーボギー（4バーディ）のゴルフで8位タイ発進を切ったホステスプロの横峯は、2日目も好調を維持。2つスコアを伸ばして前半を折り返すと、後半10番、11番で連続バーディ、さらに15番、16番で再び連続バーディを奪取。6バーディ、ノーボギーの6アンダー66でラウンドし、今年5月に行われたサイバーエージェント レディスゴルフトーナメント以来となる優勝へ向け絶好のポジションを確保した。

　一方、首位に4打差14位タイから出た菊池は、前半だけで4つのバーディを奪ってリーダーボードを急浮上。さらに後半11番、12番を連続バーディとし、勝負どころの16番パー3でこの日7つ目のバーディ。この日のベストスコア（タイ）7アンダー65を叩き出し、一気に首位の座を射止めた。ツアー未勝利の25歳と、数々の優勝争いを経験してきた横峯の最終日のプレーに注目が集まる。

　その他上位陣は、1打差の3位タイに初日のトーナメントリーダーであるイ・ナリ（韓）、ナ・ダエ（韓）、藤本麻子の3人。通算7アンダー6位タイに前週優勝のイ・ボミ（韓）のほか、上がり4連続バーディでジャンプアップした原江里菜、申ジエ（韓）の2人がつけ、通算6アンダー9位タイには賞金ランキングトップの森田理香子、北田瑠衣、穴井詩、李知姫（韓）ら実力者が並んでいる。

　また、ディフェンディング・チャンピオンの永井奈都は1アンダー71とスコアを伸ばしきれず、ルーキーながら今季2勝を挙げている堀奈津佳、木戸愛、飯島茜、一ノ瀬優希らと同じ通算2アンダー35位タイ。米ツアーからスポット参戦している宮里美香は前半2つのダブルボギーを叩くなど4オーバー76と崩れ、通算1アンダーで前日の3位タイから45位タイへ大きく順位を落としている。

　尚、金田久美子、笠りつ子、佐伯三貴、吉田弓美子は決勝ラウンド進出を逃した。