R.スターン復活V! 単独2位C.シュワーツェルに大差の勝利
2013年2月11日(月)午前9:53
リチャード・スターン(南ア)が故障を乗り越え圧巻の復活Vを飾った。
欧州ツアーのジョバーグ・オープンは現地時間10日、南アフリカのロイヤル・ヨハネスブルク&ケンジントンGCの東コースを舞台に最終ラウンドの競技を行い、初日からトーナメントを引っ張って来たスターンがノーボギーの8アンダー64をマーク。通算27アンダーのトーナメントレコードで、2011年のマスターズチャンピオンであるチャール・シュワーツェル(南ア)に7ストロークの大差をつけ、4シーズン振りのツアー通算6勝目を挙げた。
スターンは「(腰の)故障で痛みがひどかったときは、もう2度とクラブを握れないのではないかと思った。もう1度こうしてトロフィを抱く日が来るとは…。ここ数年、同郷の南アフリカ勢が次々に世界で優勝を飾る姿を見て、彼らが出来るなら自分にも出来ると言い聞かせ頑張って来た甲斐があった、本当に嬉しい」と感慨の面持ちで喜びを語った。
2008年12月(2009年シーズン)には欧州ツアーで連勝し世界ランク29位にランクしていた。ところが2010年、2011年は同ランク1000位台に陥落。腰痛が原因だった。だが体調が戻った今、スターンが目指すのは世界ランクトップ50以内で「メジャーでまたプレーがしたいんだ。こんなに良いスタートが切れたのだから、この流れをキープしたい」とコメント。4日間で叩いたボギーはわずか1つ。安定感が戻ったスターンが今季の主役に名乗りを上げた。
一方、シュワーツェルは8バーディを奪いながら2ボギーを叩き6アンダー66止まり。スターンに7打差の通算20アンダー単独2位に終わった。また、スターンとともに首位タイからスタートし、念願のツアー初Vを狙ったトレバー・フィッシャーJr.(南ア)は最終日1オーバー73と崩れ、通算18アンダー6位タイ。ゴルフ用品メーカー大手アクシネット社の御曹司ピーター・ユーライン(米)は通算13アンダー19位タイで終戦している。