久々の試合に意欲を燃やすC.シュワーツェル
2013年2月7日(木)午前11:48
2011年マスターズ王者チャール・シュワーツェル(南ア)がリフレッシュしてジョバーグ・オープン(現地時間7?10日/南ア、ロイヤル・ヨハネスブルク&ケンジントンGC)に戻ってくる。
シュワーツェルは、昨年12月に地元の南ア、レパード・クリークCCで行われた欧州ツアーの今季第2戦、アルフレッド・ダンヒル選手権で12打差圧勝。メジャー王者ならではの貫禄を見せつけたが、その後の6週間を休養に充てた。自ら「これまでで最長」というオフは、練習こそしたものの、試合から離れてリラックス。だが、すでに行われている中東シリーズなどでの仲間たちの活躍をテレビ観戦し、ウズウズする気持ちはとめられなかった。「試合がしたかった。戻ってこられてうれしい」と、ここのところトレードマークになった口ヒゲをヒクヒクさせて笑った。
「東も西も僕が育ったコースだからよく知っている」という地元大会は、2010年、2011年と連覇。その勢いでグリーンジャケットを手にすることができた大切な1戦でもある。「安定したゴルフをするだけ。いいスタートを切りたいね」と、やや遅めの“開幕”に意欲を燃やしている。
一方、2週前のコマーシャルバンク・カタール・マスターズで、欧州ツアー初優勝を目前にしながらクリス・ウッド(英)に屈して悔しい思いをしたジョージ・コージー(南ア)も出場。まだ開幕間もないシーズンで、4試合に出場して3度目のトップ10入りと好調だ。
「いいゴルフを続けたいだけ。毎週、少しずつ進化はしているよ」と淡々と語るが、心の中では熱い闘志を燃やしている。目標とするのは2010年の今大会に優勝して世界ランクトップ30に入り、そこからメジャー王者にまでなったシュワーツェルや、QTから昨季の今大会に出場し、勝って羽ばたいたブランデン・グレイス(南ア)の姿だ。
現在、26歳だが、周囲からは成長株と目されており、ここを飛躍のきっかけにしたいところだ。
先週単独2位のリチャード・スターン(南ア)、同7位タイのリカルド・サントス(ポルトガル)、同10位タイと健闘したトミー・フリートウッド(英)ら好調な面々や、連覇を狙うグレイスももちろん参戦。南半球で熱い戦いを繰り広げる。