C.ウッド、イーグル締めで悲願の初V! S.ガルシアを再逆転
2013年1月27日(日)午前10:28
2008年の全英オープンでアマチュアながら5位に食い込み注目を集めたクリス・ウッド(英)がようやく悲願の欧州ツアー初優勝を達成した。
同ツアーのコマーシャルバンク・カタール・マスターズ(UAE、ドーハGC)は現地時間26日、最終ラウンドの競技を終了。最終ホールで劇的なイーグルを奪ったウッドが通算18アンダーまでスコアを伸ばし、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ジョージ・コージー(南ア)に1打差で逃げ切って勝利をものにした。
「ものすごく重たい肩の荷を降ろすことができた。層の厚い欧州ツアーで優勝するのは本当に難しいこと。ずっと(初Vの)扉を叩き続けてようやく夢が叶った。本当に嬉しい」と感無量の表情を浮かべたウッド。
しかし最終日はヒヤヒヤの連続。序盤にダブルボギーを叩くなど3打あったリードをいつの間にか失い、逆に7番ホール終了時では首位を2打差で追いかける展開に。最終18番を迎えた時点でトップにはガルシアとコージーが並び、1打差でウッドが追っていた。
ガルシアもバーディで最終ホールを締めくくったが「クリス(ウッド)が素晴らしいドライバー、素晴らしい6番アイアン、素晴らしいパットを決めた。ベストを尽くしたけれど今日はクリスに脱帽。優勝に相応しい」とガルシアが言うように、ウッドが土壇場でイーグル奪取に成功。全身全霊を込めた派手なガッツポーズで初優勝を喜んだ。
これまで優勝争いになる最終日に崩れてV逸していたウッド。ビッグネームを打ち破った25歳はこの勝利をきっかけにさらなる飛躍を遂げそうだ。
その他注目選手は通算11アンダー9位タイにマーティン・カイマー(独)、ジェイソン・ダフナー(米)らが入り、2週連続Vを目指したジャスティン・ローズ(英)は通算10アンダー16位タイ。世界ランク5位のルイス・ウーストハウゼン(南ア)は最終日にスコアを伸ばせず通算8アンダー34位タイにとどまり、アーニー・エルス(南ア)は76を叩き通算5オーバー73位と下位に沈んだ。