C.ウッド初Vチャンス! S.ガルシアは池ポチャで後退
2013年1月26日(土)午前8:25
最終ホールで池ポチャを演じるなど後半失速したセルヒオ・ガルシア(スペイン)が首位から陥落する中、欧州ツアー初Vを狙うクリス・ウッド(英)が単独トップに躍り出た。
同ツアーのコマーシャルバンク・カタール・マスターズ(UAE、ドーハGC)は現地時間25日、第3ラウンドの競技を終了。1イーグル、7バーディ(1ボギー)の猛攻で8アンダー64をマークしたウッドが通算15アンダーまでスコアを伸ばし、前日の10位タイから単独首位に浮上。ツアー通算19回のベスト10入りを経て25歳のウッドがいよいよ初Vに王手をかけた。
3打差の2位タイにサイモン・カーン(英)、アレクサンダー・ノレン(スウェーデン)の他、復活の兆しを見せる全米オープンチャンピオンのマイケル・キャンベル(ニュージーランド)がつけたが、前日まで快調なプレーを続けていたガルシアは15番、18番でボギーを叩いて2アンダー70止まり。通算11アンダー5位タイに後退した。
同じく首位タイからスタートしたマーティン・カイマー(独)もムービングデーにスコアを伸ばせず通算9アンダー11位タイに順位を下げた。すでに今季1勝を挙げているルイス・ウーストハウゼン(南ア)がスコアを4つ伸ばし通算8アンダー15位タイに浮上。しかし同郷の先輩アーニー・エルス(南ア)は通算1オーバー70位タイに低迷している。
2008年の全英オープンでアマチュアながら5位タイに入って注目されたウッド。その後にプロ転向し、すぐにでも勝つのではと期待されたが、上位には何度も食い込んだもののまだ優勝には手が届いていない。「(トップに浮上し)すごく興奮している。今日は必ずしもベストな内容じゃなかったけれど、安定したゴルフでチャンスを広げることが出来た。明日が楽しみ。厳しい戦いになると思うが、幸い何打かリードしているのでアドバンテージを活かしたい」と初Vに意欲を見せている。強豪が揃うこの舞台でウッドが“ヤングガン”の仲間入りを狙う。