L.ドナルド、R.マキロイら予選落ち F.モリナリ単独首位浮上!
2013年5月25日(土)午前8:50
大会3連覇を狙ったルーク・ドナルド(英)や世界ランク2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)、前週のボルボ世界マッチプレー選手権を制しているグラエム・マクドウェル(北アイルランド)らビッグネームが相次いで予選で姿を消す中、モリナリ兄弟(伊)の弟フランセスコが単独トップに躍り出た。
かつて欧州ツアーの本拠地があったウェントワースC(英国)を舞台に行われている欧州ツアーのフラッグシップ・トーナメント、BMW PGA選手権は現地時間24日、日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を終了。前日出遅れたドナルドは巻き返しを誓った2日目もイーブンパー72とチャージならず。通算6オーバーはカットラインに4打足りず108位タイでまさかの予選落ちを喫した。
またマキロイは勝負どころの17番パー5で痛恨のダブルボギーを叩き万事休す。通算5オーバーはマクドウェルと同じ96位タイで決勝ラウンド進出を逃した。さらに、イアン・ポールター(英)も2日連続4オーバー76と崩れ、通算8オーバー126位タイで予選突破はならなかった。
一方、冷たい雨が体感気温をグッと下げ、ウェットでタフなコンディションに見舞われた第2ラウンドで実力を発揮したのがフランセスコ・モリナリだ。スコアメイクに苦しむ強豪を尻目に7バーディ(3ボギー)を量産して4アンダー68をマーク、通算6アンダーとし単独首位に浮上すると「このコンディションを考えると上出来。週末に向け絶好のポジションを確保出来た。とはいえコースがタフなので、6打差、7打差からの逆転もあり得る。気を引き締めてかからなければ」と前を向いた。
1打差の2位タイにアルハンドロ・カニサレス(スペイン)、マーク・ウォーレン(スコットランド)、マーク・フォスター(英)、ジョージ・コージー(南ア)が続き、20歳のマッテオ・マナセロ(伊)と22歳のエディ・ペパレル(英)が通算4アンダー6位タイの好位置につけている。
また通算3アンダー8位タイにリー・ウェストウッド(英)、アーニー・エルス(南ア)、ニコラス・ファース(スウェーデン)ら。初日暫定トップに立っていたベテランのジェームス・キングストン(南ア)は第2ラウンドで5つスコアを落とし、通算1アンダー21位タイに後退した。