E.エルス僅差のリード守る M.カイマーは一歩後退
2013年6月22日(土)午前9:44
43歳のアーニー・エルス(南ア)が首位の座をキープした。
欧州ツアーの老舗トーナメント、BMWインターナショナル・オープンは現地時間21日、ドイツ、ミュンヘン・アイヒェンリートGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日『63』の好スコアで単独トップからスタートしたエルスはこの日、7番で池につかまりダブルボギーを叩くなどやや精彩を欠いたが、尻上がりに調子を上げ6バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの3アンダー69をマーク。通算12アンダーまでスコアを伸ばし首位の座をキープした。
1打差の2位タイに22歳のルーキー、アレクサンダー・レヴィ(仏)とマシュー・ボールドウィン(英)が続き、2打差の4位タイにダニー・ウィレット(英)とベルント・ウィースバーガー(オーストリア)。2008年以来となる地元Vを狙うマーティン・カイマー(独)はスコアを伸ばし切れず、通算9アンダーで前日の2位タイから6位タイに後退。同じく6位タイにベテランのミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、地元のマルセル・シエム(独)らがつける展開となっている。
首位の座を守ったエルスは「このポジションをキープ出来て幸運だった」とホッとした表情を浮かべた。「今日は昨日ほどショットが切れていなかったのでスコアメイクに苦労した。それでもトップを守れたのは週末に向け良い兆候。これからどんどん下が硬くなってグリーンが止まりにくくなるだろう。本当の勝負は明日から。先はまだ長いよ」と、優勝宣言こそ飛び出さなかったものの、メジャー4勝のベテランが好調であることは間違いない。
先のメジャー、全米オープンで4位タイに食い込んだ勢いそのままに、今大会で勝利を挙げ、来月ディフェンディング・チャンピオンとして迎える全英オープン(現地時間7月18?21日/スコットランド、ミュアフィールド)に弾みをつけたいところだ。