L.ウーストハウゼン貫禄の5打差逆転V!
2013年1月14日(月)午前10:19
先月行われた欧州ツアー今季開幕戦に続くシーズン2勝目を目指したスコット・ジェイミソン(スコットランド)の野望を打ち砕き、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)が地元で大逆転優勝を飾った。
同ツアーのボルボ・ゴルフ・チャンピオンズは現地時間13日、南アフリカのダーバンCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。現在欧州ツアーメンバーかつツアー優勝経験者または、過去に欧州ツアーで10勝以上あげている者しか出場できない33人のエリートフィールドを制したのは2010年の全英オープンチャンピオン、ウーストハウゼンだった。
首位のジェイミソンに5打差の2位タイからスタートしたウーストハウゼンは前半4つのバーディを奪って1打差と迫ると10番、11番の連続バーディで逆転に成功。一方のジェイミソンは序盤連続バーディを奪いながら5番パー4で痛恨のダブルボギーを叩いて失速。その後まったくバーディが奪えず格上のウーストハウゼンの後塵を拝した。
とはいえ最終18番パー4ではあと少しでチップインイーグルという見せ場を作り通算15アンダーでホールアウトしたジェイミソン。アプローチがカップまでわずか5センチ足りずプレーオフに持ち込むことは出来なかったが、勝ったウーストハウゼンに1打差まで盛り返し、「ルイス(ウーストハウゼン)はメジャーチャンピオン。負けて恥ずかしい相手じゃない。全力を尽くした結果だから満足」とサバサバした表情で敗戦の弁を語った。
ウーストハウゼンはこれでツアー通算6勝目。世界の舞台で常に安定したプレーを続けているが、この勝利で世界ランク6位から4位に浮上することが決まった。
その他の注目選手は通算14アンダー単独3位にアジアの星トンチャイ・ジェイディ(タイ)が入り、通算12アンダー単独4位にパドレイ・ハリントン(アイルランド)。ディフェンディング・チャンピオンのブランデン・グレイス(南ア)は最終日5アンダー67のチャージで通算10アンダー7位タイで終戦。アーニー・エルス(南ア)は通算7アンダー18位タイに終わっている。