愛知県勢が地元大会に燃えている。

　国内女子ツアーの中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンが24日、愛知県の中京ゴルフ倶楽部 石野コースを舞台に開幕する。過去、ツアーで圧倒的な力を誇ったものの、近年は九州勢に押され気味の地元・愛知県勢。だが、徐々に逆襲の気配を見せており、その筆頭にいるのが服部真夕だ。昨季は韓国勢が猛威をふるう中、6月のアース・モンダミンカップで1勝を挙げ、賞金ランキングでも10位に入った。

　だが、満を持して臨んだ今季は、同じく岡本綾子の愛弟子である森田理香子が開幕戦優勝以降絶好調なのとは対照的に、開幕から2試合連続予選落ちと不本意な滑り出しとなっている。ようやく波に乗る気配を見せている今、何よりも欲しているのが自信を取り戻すこと。やがては海外に羽ばたき、師匠を超えることを目標にする大型選手だけに、早く手がかりをつかみたいところだ。

　服部の闘志に火をつけるかのように、予選ラウンドでは同じく愛知県出身で世代も近い原江里菜、金田久美子と同組でプレーすることになった。ジュニア時代からのライバルたちと地元で直接対決することで、服部にスイッチが入ることに期待したい。

　その他の主な選手では、今大会3勝とここを得意とする李知姫（韓）、昨季はその李に敗れて単独2位に終わった森田、2007年大会覇者の横峯さくら、好調の佐伯三貴、前週タイ出身選手として初めて日本ツアーで優勝したO.サタヤらも参戦。激戦を繰り広げる。