野村が10位タイ浮上! さくら、美香も好位置で週末へ
2015年10月9日(金)午後6:16
米女子ツアーのアジアシリーズ初戦「サイム・ダービーLPGAマレーシア」が現地時間9日、マレーシアのクアラルンプールG&CCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。31位タイから出た野村敏京が6アンダー65で回り、日本勢トップの通算6アンダー10位タイに浮上した。
この日アウトスタートの野村は、2番からの連続バーディなどで前半を3バーディ、1ボギーで折り返すと、迎えた後半は12番からの4ホールで3つ伸ばすチャージを披露。さらに最終18番もきっちりバーディで締め、7バーディ、1ボギーのラウンドでリーダーボードを急浮上している。この日はフェアウェイキープ率、パーオン率こそ前日とほぼ変わらなかったが、パット数は前日の31から26に減少。グリーン周りの改善がスコアメイクに貢献する形となった。
初日に「67」で7位タイの好スタートを切った横峯さくらは、通算5アンダー14位タイに後退。前半は2バーディ、1ボギーで1つスコアを伸ばしたものの、後半は11番からの連続ボギーを13番、15番のバーディで取り返すにとどまり、4バーディ、3ボギーの1アンダー70のラウンドとなった。また、10位タイから上位進出を目指した宮里美香は、4バーディ、2ボギーの2アンダー69で回り、さくら、リュウ・ソヨン(韓)らと並ぶ14位タイ。2人の順位こそ下がったが、日本勢全員が好位置で週末を迎える。
通算10アンダーの単独首位はこの日6アンダー65を記録したハナ・ジャン(韓)。1打差の単独2位にリン・シユー(韓)、さらに1打差の3位タイに前日トップのアリソン・リー(米)とロレックスランキング(女子世界ランク)No.1のインビー・パーク(韓)、元世界女王のヤニ・ツェン(台)が続いた。昨季覇者フォン・シャンシャン(中)は通算7アンダー6位タイ。同No.2で賞金ランクでもパークを追うリディア・コ(ニュージーランド)は野村と並ぶ10位タイから上位をうかがう。
そのほか世界No.3のステイシー・ルイス(米)はミッシェル・ウィー(米)らとともに通算4アンダー18位タイ。なお、世界ランク6位のキム・ヒョージュ(韓)は2ラウンドを終えて棄権となっている。