年末に腰の手術を受け、ツアーを離脱中のスティーブ・ストリッカー（米）が、現地時間9日に開幕するマスターズ（ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC）で復帰する意向であることが分かった。

　48歳のストリッカーは、昨年12月23日に腰部椎間板の手術を受け、8週間以上のツアー離脱を発表。さらに「復帰時期については決めていない」と早期復帰に慎重な姿勢を見せていたが、昨年末の世界ランキングで41位（現在は75位）に入ったことで出場権を手にしたゴルフの祭典への出場を決意したようだ。

　すでに練習は再開しているようで「（マスターズは）昨年12月以来、最初の試合となる。感触は良い。少し固さはあるけど、自分の思うようにプレーできている」とコメント。昨年12月のヒーロー・ワールド・チャレンジ以来となる実戦に不安はない様子。

　一方で、当初は今週開催の米男子ツアー、シェル・ヒューストン・オープン（2日?5日／テキサス州ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン）にも出場する予定だったようだが、医師とフィジカルトレーナーからストップがかかったようだ。「最大の問題は2週連続でトーナメントに出場した時に、疲れが出てしまうかどうかだ。まだ無理をするには少し早いと感じている。だから、慎重に進めていくよ」と話し、まだ100％の状態でないことも明かしている。

　米男子ツアー通算12勝を誇るベテランは今週中にオーガスタ入りし、練習ラウンドを行うようで、4日にはインディアナポリスで開催されるNCAA男子バスケットボールトーナメントのファイナル4（準決勝・優勝決定戦）を観戦する予定だという。

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