C.シュワーツェル2週連続圧勝ペース 後続に10打差
2012年12月16日(日)午前8:27
10バーディの猛攻でチャール・シュワーツェル(南ア)が2週連続Vに王手をかけた。
欧州ツアーの2013年シーズン第2戦、アルフレッド・ダンヒル選手権は現地時間15日、南アフリカのレパード・クリークCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前週アジアンツアーのタイランドゴルフ選手権で後続に11打差をつけ、昨年のマスターズ以来およそ20か月ぶりの復活Vを飾ったシュワーツェルが10バーディ、2ボギーの8アンダー64をマーク。連日の『64』で通算21アンダーまでスコアを伸ばし、2位のグレゴリー・ボーディ(仏)に10ストロークの大差をつけ圧倒的優位に立った。
「すごく心地良くプレー出来ている。9打差より10打差の方が有り難い。リードは1打でも多い方が良いからね」とシュワーツェル。前週は開催地がタイだったため、優勝してすぐに移動しなければならず、お祝いはまだ何もしていない。「今週勝ったら盛大にやるつもり」と勝利の美酒が待ち遠しいシュワーツェル。ドライバーの調子はさほどではないそうだが、アイアンの切れ味とパットが好調で4連続を含む10バーディを量産した。
ところで、この日地元出身のキース・ホーン(南ア)が12番パー3でホールインワンを達成。実は第2ラウンドでも同じホールでエースをマークしており、2日連続同一ホールでのホールインワンという世界的にも珍しい記録を打ち立てた。
「信じられない! 昨日も今日もまったく同じクラブ(192ヤード/8番アイアン)だったから本当にびっくりした」と本人。最終ホールでダブルボギーを叩いたものの4アンダー68をマークし、通算9アンダー単独6位の好位置をキープ。ホールインワンの副賞BMWの新車を前に興奮を隠せないホーンだった。