G.マクドウェル、昨季決勝の再戦を制してベスト4へ!
2013年5月19日(日)午前10:59
グラエム・マクドウェル(北アイルランド)が、昨季決勝で敗れたニコラス・コルサーツ(ベルギー)を下してベスト4進出を決めた。
ブルガリアで初めて行われている欧州ツアー、ボルボ世界マッチプレー選手権3日目(現地時間18日、スラシアンクリフスG&ビーチリゾート)は、ラウンドロビン形式を勝ち残った16人が激突し、これを勝ち抜いた8人による準々決勝4試合も行われた。
準々決勝の注目はコルサーツ対マクドウェルの戦いだ。昨年の決勝の再現となった一戦は、3番バーディのコルサーツが先手を取った。だが、マクドウェルがすぐに4番バーディで取り返すと、5番も取って逆転。さらに7番、8番の連続バーディで3アップまで差を広げた。
飛ばし屋のコルサーツは短い10番パー4で1オンを狙ったが、ボールはグリーンから近いトイレの中へ。競技委員が1打罰でトイレの中にドロップする選択肢を提示し、コルサーツ自身はもちろん、周囲が笑いに包まれるシーンもあった。結局、トイレの外に1打罰でドロップし、アプローチを寄せて見事パーをセーブした。
この後、コルサーツは13番でバーディ奪取。14番でマクドウェルがボギーを叩いたことで1ダウンまで詰め寄ったが、17番で痛恨のボギーを叩き、マウドウェルの2アンド1の勝利が決定。マクドウェルは「これはレジェンドがみんなプレーした歴史のある大会。その優勝者リストに自分の名前が載せられたら最高だけど、まだ他の選手もいる。みんなも同じことを思っているに違いないからね」と、気を引き締めていた。
準々決勝の他の3試合は、ブランデン・グレイス(南ア)が2アンド1でクリス・ウッド(英)を、トーマス・エイケン(南ア)が3アンド2でフランセスコ・モリナリ(伊)を、トンチャイ・ジェイディ(タイ)が4アンド3でスコット・ジェイミソン(スコットランド)を撃破。準決勝進出を決めている。