さらなる飛躍を誓い地元優勝に挑むM.カイマー
2013年6月20日(木)午前11:58
元世界ランキングNo.1のマーティン・カイマー(独)が地元大会制覇に意欲を燃やしている。
欧州ツアーのBMWインターナショナル・オープンは現地時間20日よりドイツのミュンヘン・アイヒェンリートGCを舞台に開幕されるが、今年は節目の25周年大会。ツアー最長のスポンサーとして君臨するBMWが“フォー・シリンダーズ(エンジンのシリンダーを模した円筒形を4つ組み合わせた形)”と呼ばれる本社のある土地に根付いた大会だけに、地元勢にとっては大きな意味を持っている。
現在28歳のカイマーは2008年の同大会で欧州ツアー2勝目を記録。これは大会唯一の地元勢優勝だが、同時にカイマーはこれをステップに2010年の全米プロゴルフ選手権で勝って世界ランクNo.1になるなど飛躍を遂げた。その後も勝ち星を重ねたが、2011年のWGC-HSBCチャンピオンズ以来、勝利から遠ざかっている。そんな中で迎えるのが今大会だ。「僕たちは自分のベッドで眠るチャンスがすごく少ない。だから、この大会に戻ってくるのは本当に嬉しいんだ。でも、同時にプレッシャーも少し感じているよ。みんなの期待が高いからね。でも、ファンのサポートも大きいから、それを結果に結び付けられるよう頑張るよ」としっかりと答えたカイマー。再びメジャーの舞台で優勝争いをするべく、燃えている。
他に、アーニー・エルス(南ア)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、マッテオ・マナセロ(伊)らも出場。全米オープンが終わり、全英オープン(7月18?21日/スコットランド、ミュアフィールド)までの間をどう過ごすかは非常に大切となってくるだけに、誰もがしっかりとしたプレーを心掛けるに違いない。