国内女子ツアー、ほけんの窓口レディースは18日、福岡県の福岡カンツリー倶楽部 和白コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。前日のリーダーボード上位勢が軒並みスコアを伸ばせないでいる中、この日最高スコアの6アンダー「66」をマークした笠りつ子が31位タイから、首位と1打差の2位タイに浮上。待望の今季初優勝に大きく近づいた。

　この日アウトスタートの笠は1番で幸先よくバーディを奪うと、3番、4番でも連続バーディに成功し前半をノーボギーの3アンダーで折り返す。後半も前半の勢いそのままに11番、14番でバーディを奪取。前日と同じ15番でボギーをひとつ叩いたものの、16番で1打取り返すと最終18番でもバーディパットを沈めた笠が通算5アンダーまでスコアを伸ばし2位タイに躍り出た。この日パットが好調だった笠。1、2メートルの決め頃のパットを次々と沈めると、14番では7メートルのロングパットを沈めてリーダーボードを駆け上がった。今季は5試合でトップ10入り（うち2試合はトップ3）するなどあと一歩優勝に届いていなかった笠だが、果たして最終日逆転での今季初Vとなるだろうか。

　その他主な上位陣は、通算6アンダー単独首位にO.サタヤ（タイ）。笠と並ぶ2位タイに一ノ瀬優希、若林舞衣子、通算4アンダー5位タイに原江里菜、大山志保、北田瑠衣、金田久美子がつけ、通算2アンダー11位タイに横峯さくら、諸見里しのぶらが続いている。

　一方、前週の雪辱に燃える森田理香子は4ボギー（2バーディ）を叩くなど2オーバー74とスコアを落とし、19位タイに後退。米女子ツアーから参戦している2人（上田桃子が3オーバー75、上原彩子がイーブンパー72）も同じ19位タイで最終日を迎えることになった。