今年のプロテストに合格した同期の戦い、LPGA新人戦加賀電子カップは7日、千葉県のグレートアイランド倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。20歳の東浩子が別次元のゴルフを披露し、通算4アンダーまでスコアを伸ばして圧勝を飾った。

　初日ただ一人アンダーパーをマークしていた東はこの日、3番パー5でバーディを先行させるも、5番、8番でボギーを叩いて1オーバーで折り返す。しかし後半、11番からの5ホールで4つのバーディを奪取する爆発力を見せると、上位陣が揃ってスコアを落とした上がり3ホールもきっちりパーでまとめ、3アンダー69でフィニッシュ。プロテストトップ合格の実力を遺憾なく発揮し、通算4アンダーとして後続に6ストロークの大差をつけ優勝を決めた。

　その他の上位陣は、通算2オーバー単独2位にこの日2アンダー70をマークした山村彩恵。通算3オーバー3位タイには城間絵梨、林綾香の2人が入った。通算4オーバー単独5位に柳澤美冴、通算7オーバー単独6位に石川陽子と続いている。

　一方、日本女子アマチュアゴルフ選手権2連覇の実力者である比嘉真美子は、『77』を叩いて出遅れた初日の巻き返しを狙ったが、最終18番でダブルボギーを喫するなどこの日も4オーバー76とスコアを崩し、通算9オーバー単独7位で終戦している。