マッチプレー初日は歴代王者のN.コルサーツ、I.ポルターが敗北
2013年5月17日(金)午後0:10
ブルガリアで初めて行われる欧州ツアーのボルボ世界マッチプレー選手権(スラシアンクリフスG&ビーチリゾート)は波乱の幕開けとなった。
現地時間16日、ラウンドロビン形式の1回戦8試合が行われた大会初日は、ディフェンディング・チャンピオンのニコラス・コルサーツ(ベルギー)、2011年大会王者のイアン・ポルター(英)の2人に揃って黒星がつくまさかの展開となった。
ブランデン・グレイス(南ア)と戦ったコルサーツは、2番バーディのグレイスにリードを奪われると、その後も苦戦が続き9番終了時点で5ダウン。10番、12番の2ホールを取ったが焼け石に水で、4アンド3の大差でいいところなしの一日になってしまった。
一方のポルターはトンチャイ・ジェイディ(タイ)と対戦。2番、3番連続バーディで2アップと先手を取ったが、4番のボギーでつまずくとここから3ホール連続で奪われ1ダウンとなる。その後も激戦となったものの8番、12番で2度、オールスクエアに戻すのがやっとの有様で、焦りが裏目に出たのか終盤に自滅。結局3アンド2でジェイディの前に屈してしまった。
「いいスタートが切れたのに、2つのミスからトンチャイに主導権を握られてしまった」と悔しがったポルター。ベスト16に残るには、次のトーマス・エイケン(南ア)との戦いに勝ち、あとはエイケン対ジェイディの勝敗次第と言う状況に追い込まれてしまった。
その他の主な選手は、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)が、クリス・ウッド(英)を5アンド3で撃破。フランセスコ・モリナリ(伊)がヘンリック・ステンソン(スウェーデン)に2アンド1で勝利を収めている。
試合形式は24名の出場選手が3名ずつ8つのグループに分かれてラウンドロビン形式で2日間総当りのマッチプレーを行い、それぞれのグループの上位2名がベスト16に進出。スコアがタイになった場合は3日目に準決勝と共にプレーオフが行われ、最終日に準決勝と決勝が開催される。