S.ガルシア、コースレコード『64』で31人ごぼう抜き
2012年11月24日(土)午前9:36
セルヒオ・ガルシア(スペイン)が、イーグルありトリプルボギーありの浮き沈みの激しい内容でコースレコードを叩き出し、31人をごぼう抜きした。
欧州ツアー今季最終戦、DPワールドツアー選手権 ドバイ第2ラウンド(現地時間23日/UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ)。49位タイからスタートしたガルシアは11番までに7つのバーディを奪う猛攻で一気にリーダーボードを駆け上がり、コースレコードに並ぶ8アンダー64をマーク。通算7アンダーとして首位グループに4打差の18位タイに浮上した。
コースレコードも凄いが、特筆すべきはこの日のバック9でパーが1つもなかったこと。10番、11番連続バーディのあと12番、13番で連続ボギー。かと思えば14番&18番のパー5は2つともイーグル奪取でギャラリーを大いに湧かせた。
ところが16番パー4では痛恨のトリプルボギーを叩いてギャラリーのため息を誘い、その前後の15番、17番はバーディ…。後半の9ホールは2イーグル、4バーディ、2ボギー、1トリプルボギーの乱高下ながら3アンダー33。18ホール中スコアカード通りだったのは4ホールだけと、プロの試合では珍しい内容ながら優勝を狙えるポジションを確保した。
昨年地元スペインで2勝を挙げスランプを脱出したガルシアだが、今季は勝ち星がなく賞金ランクも48位にとどまっている。しかしレーザーによる乱視矯正の手術を1か月前に受け「視界は良好」と本人。勝てば104万1,429ユーロ(約1億1,000万円)の高額賞金がかかる今大会、残り2日もガルシアらしい奇想天外なゴルフで楽しませて欲しいものだ。