L.ドナルド単独首位発進! R.マキロイが1打差追走
2012年11月23日(金)午前10:28
104万1,429ユーロ(約1億1,000万円)の高額優勝賞金をかけて、実力者たちが白熱した戦いを繰り広げている。
賞金ランキング60位までの者だけが出場を許された欧州ツアー今季最終戦、DPワールドツアー選手権 ドバイ第1ラウンド(現地時間22日/UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ)は、世界ランキングNo.2のルーク・ドナルド(英)が7アンダー65で単独首位に立ち、1打差で世界ランクNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)、ゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)、マーク・ウォーレン(スコットランド)がこれを追走している。
さらに1打遅れて同ランクNo.4のリー・ウェストウッド(英)や、マーティン・カイマー(独)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)のメジャーチャンプらが離れずついていく展開となっている。
この日のドナルドは、大事な場面でパーを度々セーブして、7バーディ、ノーボギー。「いいスタートが切れた。すごく整然としたいいゴルフができた」と白い歯を見せた。昨年は史上初の欧米両ツアー同時タイトルに王手をかけた状況で同大会に臨み、単独3位フィニッシュで見事に歴史的快挙を成し遂げている。
今年はすでに欧米同時賞金王をマキロイが獲得しているが、ドナルドは先週の日本ツアー、ダンロップフェニックストーナメントで5打差の圧勝を飾り、4,000万円を獲得したばかり。2週間で約1億5,000万円の荒稼ぎを狙い、残り3日間に挑む。
一方のマキロイは、フロントナインで1バーディしか奪えなかったが、10番から16番までの7ホールで5バーディを奪う猛攻で2位タイ発進。「ちょっとエンジンのかかりが遅かったけど、ショットがよかったのでチャンスはたくさんあった。だから我慢していたんだ。そうしたらバックナインでかみ合った。もちろん、最高のスタートだよ。明日につながるね」と笑った。
実力者たちが揃った最終戦にふさわしい激戦は、他の選手たちにも大きな意味を持つ。賞金ランク30位以内に入れば来年の全英オープン、15位以内に入れば全米オープンの出場権が与えられるとあって、メジャーの舞台をかけての戦いでもあり、戦いはさらに白熱するに違いない。
その他の主な選手はジャスティン・ローズ(英)、チャール・シュワーツェル(南ア)が4アンダー68で11位タイ、賞金ランク2位のピーター・ハンソン(スウェーデン)は3アンダー69で21位タイとまずまずのスタート。グラエム・マクドウェル(北アイルランド)は、イーブンパー72で42位タイと出遅れている。